2020.11.21特集バックナンバー
いま行きたいチェンマイ [ 前編 ]
一時帰国が難しくなって早半年。仕方がないとはいえ、窮屈な日々が続いています。なんだか心が曇っているなと感じる時、思い出すのはチェンマイののびやかな空と緑の山々。涼しくて穏やかな空気の中でいただく、ヘルシーな北タイ料理。美しいお寺の数々に、こだわりが詰まったカフェ、思わず手に取りたくなる雑貨まで。
バンコクから片道約1時間、気軽な1泊旅行で元気をチャージしにチェンマイへ。街の魅力をたっぷりお届けします。
バンコクから片道約1時間、気軽な1泊旅行で元気をチャージしにチェンマイへ。街の魅力をたっぷりお届けします。
【目次】
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1. 北タイ料理
2. チェンマイのマーケット
3. 心を整える美しきお寺たち
4. ランナーの歴史に触れる3つの博物館巡り
5. 旅の疲れを癒やそうスパ・マッサージ
6. 1 Day Trip to Countryside 山の奥のレトロな村 メーガンポーンへ
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北タイ料理
NORTHERN THAI FOOD
北タイ料理レストランその土地ならではの郷土料理を味わうのは旅の醍醐味ですよね!緑豊かな山々に囲まれたチェンマイには、地元の野菜やハーブをふんだんに使い、独自のスパイスで仕上げた滋味深いレシピがたくさんあります。ほっこり家庭的な味と雰囲気、その両 方が楽しめるおすすめのレストランを紹介します。
1.クルア・ペット・ドイガーム (ครัวเพชรดอยงาม) 新鮮な食材にこだわる北タイ料理の名店がこちら。旧市街から南にちょっと離れたマヒドン通りを挟んで同じ名前のお店が2つあり、北側が本店、こちらはお姉さんが切り盛りする姉妹店です。店内は旅情をそそるランナースタイルの飾り付けで、明るくアットホームな雰囲気。長テーブルを囲む家族連れのお客さんでいつも賑わっており、地元の人々に愛されているのがわかります。北タイ名物カイモット(蟻の卵)を使ったメニューもこちらでは1年中食べられるので挑戦してみて。辛いスープで汗をかけば旅の疲れもスッキリ!
地鶏とバナナの花を和えたヤム・ヂンガイ、酸味の利いたゲーンソム・トゥーン・プラーカンなど。感じのいい店員さんがおすすめ料理や辛いのが苦手な人でも食べやすい料理を教えてくれます
2.ルアンタマリンド (เรือนแทมมาริน)
ターペー門から歩いて5分。竹のトンネルをくぐった先に、木造の屋根と漆喰の壁のコントラストが見事なオールドチェンマイスタイルの「タマリンドビレッジ」が現れます。〝1度は泊まってみたいホテル〟として人気のホテルだけに、レストランも雰囲気最高。ゲーンハンレーやナムプリック・ヌムをはじめ、熟練のシェフたちが織り成す料理はハーブたっぷりでヘルシー。バンコクで食べるタイ料理とは一味違う、地元の味を堪能して。
上:ちょっぴり辛い伝統的な北タイスタイルのサラダ、ヤム・サナット左下:北タイ料理の代表格、ゲーン・ハンレー右下:カノム・ヂーン・ナムニャオ
3.ホーンテオイン (ห้องแถว อิน)
30年の歴史ある老舗。定番タイ料理と北タイ料理を中心に宮廷料理も。店内にはオーナーが集めた古時計が鎮座し、今ではすっかり賑やかになったニマンヘミン通りに面していながら、昔と変わらず静かに時を刻んでいます。
ホーンテオとは、タウンハウスのこと。One Nimmanの向かいという好立地でアクセス良し
4.フアン・ムアン・ヂャイ (เฮือนม่วนใจ๋)
シェフはタイ版「料理の鉄人」に出場経験のあるヂャランさん。日本でも「チャオタイ」というタイ料理屋を経営しています。メニューは北タイの素朴な家庭料理が中心で、炭火で丸一日煮込むゲーンハンレーは必食です。
伝統的なタイ家屋風の店内は開放的な雰囲気で◎。日本語メニューもあるので安心!
NORTHERN THAI FOOD
北タイ(チェンマイ)料理って?ミャンマー料理の影響を受けていて、〝マン〟と表現される脂の多いコクのある味付けが特徴。ココナッツミルクを使用せず、野菜やハーブをたくさん使います。バンコクの中央タイ料理に比べると、辛さ控えめのものが多く、素朴な味わいです。
1.น้ำพริกอ่อง・ナムプリック・オーン
トマトと挽き肉がベースのミートソースのようなディップ。見た目とは裏腹にそこまで辛くないよ。2.น้ำพริกหนุ่ม・ナムプリック・ヌム
ししとうのような大きい青唐辛子を焼いて作るディップ。かなり辛いので気をつけて!3.ไส้อั่ว・サイウア
通称チェンマイソーセージ。唐辛子やレモングラス、パクチーが入ってピリ辛ジューシー。4.แคบหมูู・ケープムー
豚の皮をカリカリに素揚げしたもの。見た目ほど脂っこくなくナムプリックとも相性抜群。5.ออเดิร์ฟเมือง・オードブル・ムアン
1〜4と茹で野菜などを盛り合わせた一皿。前菜やおつまみにピッタリです。6.ข้าวซอย・カオソーイ
北タイ版カレーラーメン。お店によって味が違うので、はしごして食べ比べるのも楽しいよ。7.แกงฮังเล・ゲーンハンレー
豚肉を柔らかく煮込んだ辛くないミャンマー風のカレー。生姜たっぷりで体が温まるよ。8.ลาบหมู・ラープムー
イサーンのラープと違いマナーオを入れずさらに辛い!いい香りの元はパクチーの根です。9.แกงผัดกาดจอ・ゲーンパックガートジョー
からし菜と骨付き豚肉のスープ。タマリンド由来の酸っぱ甘いマイルドな味わい。10.คั่วโฮะ・クア・ホ
庶民の味として親しまれている春雨と竹の子のカレー炒め。ホッとする味です。11.คั่วเห็ดถอบ・クア・ヘットトープ
ヘットトープはツチグリというキノコの一種。プツンプツンとした触感がたまらない!12.ตำมะเขือ・タム・マクア
焼き長ナスと焼き唐辛子をピリ辛に和えたもの。必ずゆで卵とミントを添えて頂く。13.ยำจิ๊นไก่・ヤム・ヂンガイ
鶏肉を北タイ特有のスパイスとハーブで和えたもの。辛さの中に深い味わいがある。14.จิ๊นส้มหมก・ジンソムモック
豚肉を発酵させたソーセージ。バナナの葉に包んで炭火で焙る。独特の酸味がクセになる!ENJOY LOCAL RESTAURANT
ローカル食堂チェンマイ中心部には、気楽な雰囲気の食堂がそこかしこに。お昼にサクッと食べたい時や一人ごはんにも重宝します。いずれも価格はリーズナブルだけど、味は名店級。北タイ名物のカオソーイはぜひ本場の味をお試しあれ。地元の人々に混じって、ローカルな雰囲気もまるごと味わいましょう。
1.カオソーイ・クンヤーイ
旧市街北側のお堀に面した2つのお寺の間にあるカオソーイのお店。創業23年、店名にクンヤーイ(お婆さん)とある通り、お婆さんの秘伝のレシピを娘家族が受け継いでいます。ペーストから作るスパイスの効いたクリーミーなスープは、もちもちの太 麺と相性抜群。トッピングの揚げ麺は、他店と異なり細い中華麺を使用しているので食べやすく、女性には嬉しい心遣いです。最近は観光客にも人気ですが、地元客に長く愛されてきたお店なので、辛さはタイ人レベル。優しい甘さのラムヤイジュースやレンコンジュースと一緒にどうぞ。
カオソーイの具は鶏肉(ガイ)、牛肉(ムー)、豚肉(ヌア)の3種。クイッティアオやカノムヂーン・ナムニヤオも。チェンマイ特産のラムヤイを使ったジュースやレンコンジュースも自家製(各20B)
2.SPチキンワット・プラシンのすぐそば。皮目にパリッと焼き目がついたジューシーなガイヤーンやソムタムが評判のイサーン(タイの東北地方)料理屋さん。何を頼んでも外れなし!店先でクルクルと回るチキンが目印です。
チキンの中に詰めるハーブの配合に美味しさの秘密があるんだとか。甘辛いタレと一緒に。
3.カオソーイ・イスラム自家製平打ち麺のカオソーイが人気のムスリム食堂。カオソーイと並ぶ看板メニューがカオモックペというヤギ肉のごはん。大量のハーブと一緒に煮込んでいるので臭みがなく、ほろほろと崩れる食感にやみつきです。
イスラム系の食堂が並ぶ一角で47年続く老舗店。金土に開かれる雲南市場はこのすぐそば。
4.ミットマイ中国の雲南省出身の家族が営む老舗の食堂。雲南料理はあまり馴染みがないかもしれませんが、脂っこくなく、塩気の効いたあっさりとした味付けでご飯が進みます。時が止まったようなレトロな雰囲気も◎。
焼き飯やビーフンなど、子どもも食べやすいメニューが豊富なので家族連れにもオススメ
5.パンパーン恋愛成就で有名なワット・スアンドークの敷地内にあるベジタリアンのお店。自社農園から届くハーブをたっぷり使ったクイッティアオやホームメイドの豆腐やチーズなど、辛さ控えめのヘルシーなメニューが人気。
辛さ控えめのヘルシーメニューが約100種。オススメはヤム・トゥアプルー(シカクマメのサラダ)。
チェンマイのマーケット
ワローロット市場
チェンマイ一大きい100年以上の歴史を持つワローロット市場は、隣接するトンラムヤイ市場とモン族市場と合わせて巨大な買い物スポットになっています。サイウア(ソーセージ)などチェンマイ名物のほか、プチプラ雑貨やホーロー食器など、お土産探しはまずここへ。いつ訪れても人々の活気に溢れていて、散策するだけでも楽しめます。
1.Hmong Market・モン族市場
チェンマイのお土産探しは、まずモン族市場へ。ここは北タイの山々に暮らす少数民族(モン族やリス族などいろんな部族がいます)の人々によるハンドメイド製品が集まる市場。世界中からバイヤーが訪れる卸売市場で、バンコクのチャトチャック市場などで買うよりさらにロープライス。手刺繍や刺し子、ろうけつ染めが有名で、財布やポーチ、アクセサリーなど、プチプラ土産もたくさん!独特の色使いや柄の組み合わせの中から、お気に入りを探し出す一時も楽しいものです。リメイク用の古布や刺繍テープ、ポンポンなど、手芸素材も揃います。
2.Warorot Market & Ton Lam Yai Market・ワローロット市場&トンラムヤイ市場地元民からはガートルアン(大きな市場)と呼ばれ親しまれているワローロット市場。ケープムー(豚の皮を揚げたスナック)などご当地食材から、布製品、籐のカゴまで、生活に必要なものはとにかくなんでも売っています。お腹が空いたら3階のフードコートが便利です。向かいに建つトンラムヤイ市場は、仏具やホーロー食器などの雑貨のほか、2階には少数民族の小物やモーホーム(藍染の農民服)、タイパンツなどの服飾雑貨が充実しています。
週末マーケットへ
ローカルな雰囲気が味わえる街から車でちょっと走れば自然豊かな土地が広がるチェンマイ。有機農業やハンディクラフトに携わる人が多く、週末には必ず街のどこかでファーマーズマーケットやクラフトマーケットが開催されています。マーケットによって特色があるので、あちこち回ってみるのも楽しそうです。エコバックもお忘れなく!
1.Jing Jai Farmer’s Market・ジン・ジャイ・マーケット土日開催
新鮮で安全な野菜を販売するファーマーズマーケットに、ナチュラルなクラフト雑貨やアンティーク雑貨、素材にこだわった食のお店が大集合。野菜やお総菜を買う地元のお客さんからお土産を探す観光客まで、幅広い客層に人気があります。バナナの葉に包んだもち米とナムプリック・オーン(トマトと挽き肉のディップ)など旬の地野菜を使った北タイ料理や、目の前でパテを焼いてくれるハンバーガー、蜂蜜農家のコムハニー・ソフトクリームなど、何を食べるか迷うほど。地元ミュージシャンの和やかなライブ演奏を聴きながらの朝食は最高です。
草木染めの洋服のブランド「Walkonthewildside」が買えるのはここだけ!
SPOT DATA
TEL: 053-231-520
住所:45 Atsadathon Rd., T.Chang Phueak
営業時間: 土日6:30-13:00頃
ウェブサイト:www.jingjaimarketchiangmai.com
住所:45 Atsadathon Rd., T.Chang Phueak
営業時間: 土日6:30-13:00頃
ウェブサイト:www.jingjaimarketchiangmai.com
日開催
クラフトショップやオープンカフェが急増中のワット・ウモーンエリアにあるバーン・カーン・ワット。敷地内は〝クラフト村〟を演出した木造のショップが建ち並ぶ、手作り感あふれるショッピングモールです。日曜には常設のお店に加えて、普段店舗を持たないクラフト雑貨のブランドやベーカリーのブースが出店するので、さらに楽しめます。親子で参加できる雑貨作りのワークショップもあります。
どこか懐かしい雰囲気のタイの古民家風の建物が店舗に
SPOT DATA
TEL: なし
住所:191-197 Moo 5 Ban Kang Wat Village, Suthep
営業時間: サンデー・マーケット:日8:00-15:00、常設店:火-日10:00-18:00
ウェブサイト:www.bannkangwat.com
住所:191-197 Moo 5 Ban Kang Wat Village, Suthep
営業時間: サンデー・マーケット:日8:00-15:00、常設店:火-日10:00-18:00
ウェブサイト:www.bannkangwat.com
金土開催
ナイトバザール近くのモスクの前に立つこの市場は、もともとは雲南をルーツにするジンホーと呼ばれる人たちがイスラム教徒のための食材を販売していました。納豆やこんにゃく、豆腐、餅、漬物など、日本人にもなじみの深い雲南の食材が並びます。また、ミャンマーにルーツを持つタイヤイ料理も豊富。ヒヨコ豆などの大豆以外で作られた豆腐や烏骨鶏の肉入り麺料理、小籠包、黒餅の炭火焼など、国境を越えた食文化の繋がりを体験してみて。
築100年の古民家とモスクが見えるローカル色満点の市場
4.Nana Jungle・ナーナー・ジャングル土開催
ドイステープの麓に位置する緑豊かな広場で、毎週土曜の朝に開催される小さなマーケット。市内に6店舗を構えるナーナー・ベーカリーのパンがずらりと並びます。込み合う季節は整理券を配布する人気ぶり。ホットコーヒーのサービス(チップ制)もあり、焼き立てのパンと一緒にグラスフェッドの牛乳を使った手作りヨーグルトやソーセージなど、すがすがしい朝の空気の中でのんびりと朝食を楽しめます。
クロワッサンやサワードー、ハード系のパンが人気
5.Cham-Cha Market・チャムチャー・マーケット土日開催
工芸が盛んなサンカンペーンで開かれるクラフトマーケットです。チャムチャ―(レインツリー)の木がシンボルマークの広場を中心に、人気レストラン「ミーナー」までの通りに、シルバーアクセサリーや絞り染めの布、山岳民族の手工芸など、質の高いクラフトの店が並びます。チェンマイらしさを演出する通りの装飾を眺めつつ、ぶらぶら歩きを楽しんで。週末のみオープンのお店も多いので、クラフト好きの人はぜひ週末に。
チャムチャー・マーケットのメイン広場。刺し子のバックや子ども服、手作りのお菓子などが並ぶ
心を整える美しきお寺たち
古都チェンマイには数えきれないほどのお寺があり、人々の生活を静かに見守っています。ランナー様式をはじめ、インドやシャン(ビルマ)の影響を受けたものなど、スタイルもさまざまで美しい仏教建築・美術も必見。仏像の前に座って目を閉じれば、心がすーっと落ち着くのを感じるはず。1.Wat Phra That Doi Suthep・ワット・プラタート・ドイステープ
「ワット・ドイステープに登らずして、チェンマイに来たと言うべからず」とタイ人の間では言われるくらいのメジャースポット。50サタン硬貨の裏面図柄にもなっています。ランナー王国時代の1383年にステープ山の中腹に建立され、入り口から306段の階段を登るか、ケーブルカーでも登頂できます。数あるチェンマイのお寺の中でも、願い事に一番効くと言われているのがこちら。黄金色に輝く仏塔を囲む境内では、熱心に参拝する人たちを目にするはずです。裏手には展望台があり、晴れた日にはチェンマイの街が一望できます。
青空を背景に金色に輝く仏塔が映える姿が神々しい。昔も今も変わらずチェンマイの人々の信仰を集めています
SPOT DATA
住所:T.Suthep
営業時間: 6:00-18:00
2.Wat Chedi Luang・ワット・チェディルアン営業時間: 6:00-18:00
旧市街にある、大きな(ルアン)仏塔(チェディ)という名のお寺。仏塔は四方それぞれで見せる姿を変え、訪れる時間によっても雰囲気が違います。幅は60m、後の地震で一部崩れてしまいましたが、創建時の高さは80mもありました。
20世紀初頭までチェンマイで最も高い建築物だったそう
SPOT DATA
住所:Prapokkloa Rd.
営業時間: 6:00-19:00
3.Wat Chiang Man・ワット・チェンマン営業時間: 6:00-19:00
13世紀終わり、ランナー王国を興したマンラーイ王によって建立されたチェンマイで最も古いお寺。かつては王の宮殿として利用されていました。15頭の象に支えられた仏塔も見応えあり。木洩れ日がキラキラ輝く境内で700年前にタイムスリップしよう。
城壁を築く際、最初に手がつけられた北東のシープームコーナーの近く
SPOT DATA
住所:171 Ratchaphakhinai Rd.
営業時間: 6:00-18:00
4.Wat Jet Lin・ワット・ジェットリン営業時間: 6:00-18:00
ワット・チェディルアンから南に5分ほど歩いた場所にある静かなお寺。境内を奥に進むと、オオオニバスが浮かぶ池があり、インスタ映えしそうな竹の橋がかかっています。ひとけもまばらでぼーっとするのにピッタリ。旧市街のお寺巡りに加えてみて。
境内には、4つの耳と5つの目を持つ伝説の動物「シーフーハーター」の像も。炎を食べて黄金のうんちをするんですって!
SPOT DATA
住所:Prapokkloa Rd.
営業時間: 6:00-17:30
5.Wat Gate Khar Rnam・ワット・ゲートガラーム営業時間: 6:00-17:30
天界にある仏塔「プラタート・ゲート・ゲーオ・ジュラー・マニー」を模した白い仏塔が目印のお寺。犬の置物がたくさんあるのは、ここが戌年のお寺だから。境内には小さな博物館もあり、歴史的にも貴重なランナー民芸品のコレクションが見られます。
仏塔の先をよく見ると、天界の本物を指さないように少し傾いています。本堂裏のガラス細工も見事なのでぜひ見てみて
SPOT DATA
住所:96 Charoen Rat Rd.
営業時間: 5:30-21:00
6.Wat Umong・ワット・ウモーン営業時間: 5:30-21:00
ランナー王国初代の王がスリランカから招いた僧侶の瞑想修行の場として建立したスリランカ様式の寺院。ウモーンはタイ語でトンネルのことで、静かに瞑想ができるように掘られたんだそう。他のお寺にはない神秘的な雰囲気をまとっています。
29ページで紹介したバーン・カーン・ワットに行くついでに寄るのがおすすめ
SPOT DATA
住所:T.Suthep
営業時間:5:30-18:30
7.Wat Phra That Doi Kham・ワット・プラタート・ドイカム営業時間:5:30-18:30
旧市街から車で約30分、小高い山の上に建つ、1300年以上の歴史があるお寺。数年前、ここで宝くじを1枚だけ買った人が1等当選!というニュースで一躍有名に。現在では、金運のみならず、あらゆる願いに効く万能なお寺と言われているそう。
山のように積まれたジャスミンの花輪は、人々の願いが成就した証です
SPOT DATA
住所:Moo 3, T. Maehia
営業時間: 6:00-19:30
8.Wat Ton Kwen・ワット・トンクウェーン営業時間: 6:00-19:30
繊細な彫刻が特徴的なランナー様式のお寺で、ここまできれいに保存されているウィハーン(本堂)は珍しいもの。きらびやかな装飾や金ぴかの仏像はありませんが、250年前と同じ空気を感じることができるはず。
植物や花など自然のものをモチーフにした装飾の職人技も見どころです
SPOT DATA
住所:T. Nong Kwai, Hang Dong
営業時間: 6:00-17:00
営業時間: 6:00-17:00
泰式参拝指南
ご本尊など屋内に安置されている仏像のお参りの仕方を解説!①胸元でワイ(合掌)をします。
②ワイをしたまま手を素早く額へ移し、願い事を唱えます。
③ゆっくりと、深くお辞儀をします。①〜③の動作を3回繰り返します
【注意】・お寺や祠では必ず靴を脱ぎましょう
・仏像などに足の裏を見せてはいけません
・ほかの参拝客の足、荷物などをまたいではいけません
・静かにお参りしましょう
・できれば小額でも良いので寄進しましょう
・半袖、半ズボンなどは控えましょう
・女性の場合、僧侶に触れないよう注意してください
ランナーの歴史に触れる3つの博物館巡り
お堀に囲まれた旧市街中心のやや北寄りに3人の王様の像が建てられた広場があります。この広場周辺は、かつてチェンマイの王族が住む重要な場所で、約100年前に元県庁や裁判所などが建てられました。現在、それらの建物は博物館として利用さ れ、誰でも気軽にチェンマイの歴史や文化を学ぶことができます。
1.Chiang Mai City Arts & Cultural Centre・チェンマイ市文化芸術会館チェンマイ建都700周年の記念に、歴史や芸術を紹介する博物館として1996年に開館しました。パーヤップ省庁舎(元県庁)として建てられた築100年のコロニアル・スタイルの美しい建物も見どころのひとつです。チェンマイの歴史や工芸、信仰、暮らし、山岳民族などがテーマごとに15の部屋に展示されています。昔の市場を模したコーナーは、まるで古き良きチェンマイにタイムスリップした気分に。3D画像やビデオによる歴史の解説もあり、見ごたえたっぷりです(英語訳付き)。なお、2階ギャラリーでは、アートや工芸の企画展が開催されています。
2.Lanna Folklife Museum・チェンマイ郷土史博物館
仏教美術や緻密に織られた織物、郷土音楽や料理、民具など、暮らしの中で育まれたランナーの美術が分かりやすく紹介されています。ランナー様式の仏教美術を解説するコーナーは実際の寺院がリアルに再現されています。朱や金を多用する色彩感覚や 木のぬくもりのある建築様式は、日本人には親しみやすいかもしれません。2階の80~150年を経た古布のコレクションは貴重なものばかり。布好きの方は必見です。
元裁判所の建物。2階に当時のままの法廷も残る
3.Chiang Mai Historical Centre・チェンマイ歴史センター
チェンマイの歴史をテーマにした小さな博物館。先住民ラワ族の文化の紹介からマンラーイ王朝時代、陸路や河川、鉄道を活用した物流の移り変わり、100年ほど前のチェンマイの写真などが紹介されています。ここでの見どころは半地下にある2つの遺跡。ラタナコーシン時代初期にタイ中部の風習に従って王宮内に建てられた寺の跡で、神秘的な雰囲気が漂います。
中央はチェンマイ第7代領主の娘でラーマ5世に嫁いだダーラーラッサミー妃
SPOT DATA・【3館共通】
Tel : 053-217-793
住所:Prapokkloa Rd.
営業時間: 8:30-16:30
休日:月火
ウェブサイト:www.cmocity.com チケット :各館大人90B、小人40B。3館入場券(使用期限1週間)大人180B、小人80B
住所:Prapokkloa Rd.
営業時間: 8:30-16:30
休日:月火
ウェブサイト:www.cmocity.com チケット :各館大人90B、小人40B。3館入場券(使用期限1週間)大人180B、小人80B
旅の疲れを癒やそうスパ・マッサージシ
街をぐるぐる歩き回って疲れたら、さあマッサージへ。うっとりお姫様気分に浸れる高級ホテルのスパから、予約不要の気軽なマッサージ屋さんまで、旅のスケジュールと予算に合わせて選択肢もさまざま。北タイならではの〝トークセン〟(木槌を使 う伝統的なマッサージ)も体験してみては?1.Shivagakomarpaj & Old Medicine Hospital・シーワガゴーマーラパット&オールドメディスンホスピタル
タイマッサージ学校に併設されたリーズナブルなマッサージ屋さん。タイ古式マッサージやハーバルボールが受けられるほか、ハーバルスチームも備えています。レモングラスやコブミカン、タマリンドなど、香りのよいハーブをたっぷりと使用するハーバルスチームは、タイでは昔から女性の健康のために愛用されてきました。心身両面でリラックスでき、血行促進、美肌、生理周期を整える効果などもあるのだとか。空港に近いので、フライト前の隙間時間で立ち寄るのにも便利。タイ古式マッサージ1時間200B、ハーバルスチーム100B(時間制限なし)。
2.TTCMチェンマイ大学薬学部付属の施設で、タイの伝統医学(タイ古式マッサージ)、ランナーの伝統医学(トークセン)、中国の伝統医学(鍼灸やカッピング)を組み合わせた施術を行っています。要予約。
3.Arokaya Massage・アロカヤ・マッサージターペー門から歩いて3分、マハーワン寺の境内にマッサージ屋さんがあります。タイ古式150B、トークセン250B。真っ白な仏塔を眺めながら、木陰で至福のリラックスタイムはいかが?
4.The Spa Four Seasons・ザ・スパフォーシーズンズホスピタリティと技術の高さでチェンマイ随一とも言われるスパ。旧市街から離れた場所にありますが、それでも十分行く価値あり。メーリムの豊かな自然を感じる贅沢な造りのスパで至福の時間が待っています。
SPOT DATA
TEL: 053-298-181
住所:Four Seasons Resort Chiang Mai, 502 Moo 1, Mae Rim-Samoeng Old Rd.
営業時間: 9:00-19:00
休日:なし
住所:Four Seasons Resort Chiang Mai, 502 Moo 1, Mae Rim-Samoeng Old Rd.
営業時間: 9:00-19:00
休日:なし
タイ王室も利用する一軒。敷地内は緑に溢れ、とても落ち着いた雰囲気で、アーユルヴェーダから温泉まで、様々なトリートメントが揃っています。施術後は専用ラウンジでお茶をいただきながらゆっくりと過ごせます。
1 Day Trip to Countryside 山の奥のレトロな村 メーガンポーンへ
緑深い山々に囲まれたチェンマイ。郊外へと車を走らせれば、そこには“キヤオカジー”(タイ語で、緑溢れるフレッシュ)な景色が広がっています。車で片道1時間半、花と緑いっぱいのどかな景色が広がるメーガンポーンへ大人の遠足に出かけよう!
メーガンポーンってどんな場所?
チェンマイ中心部から北東へ50キロ、ランパーンとの県境にある小さな村です。海抜平均1300mで年間を通じて涼しく、コーヒーや紅茶が名産。村一丸となってエコツーリズムに取り組んでいて、村のそこかしこでホームステイを受けて入れているので、時間があればぜひ泊まりがけで訪れてみて。レンタカーまたは運転手付きレンタカーで行くのがおすすめです。村の見どころ PiCK Up
1.こぢんまりと静かに暮らすメーガンポーンの村緑のトンネルが続く山道を抜けると現れる小さな集落。昔ながらの木造の家々が並び、道端にはバンコクでは見かけない可憐な花があちこちに咲いています。両側にカフェやお土産屋さんが建ち並ぶ村のメインストリートをぶらぶら歩いてみよう。
2.なんだか懐かしいカンタープルクサー寺チェンマイのドイステープ寺への参道を作った仏僧が祀られているお寺。眼下を流れる川の中にもお堂があります。ランナースタイルの建物は苔むした屋根に覆われており、その美しい佇まいにうっとり。レンタカーで来る場合はこちらに駐車できます。
3.さすがコーヒーと紅茶の産地村のあちこちにカフェメーガンポーン村は至る所にカフェがあります。メインストリート近辺の店は、小川のせせらぎを聞きながらのコーヒーブレイクが楽しめるし、カンタープルクサー寺を過ぎて急な坂道を上って行った先には、村を見下ろせる眺めのよいカフェが数軒並んでいます。散策しながら気になった店に入ってみて。
4.ミニハイクでリフレッシュメーガンポーンの滝7段からなる滝。滝のすぐ横にある階段を探検気分で上へ上へ(往復約40分)。頂上は水が冷たい!雨季に行けば水量も多く迫力満点。
5.ミニハイクでリフレッシュギウフィン眺望スポットメーガンポーン滝のさらに先、道路脇の階段を登ると標高1517mの絶景が待っています(往復約15分)。小さな看板だから見逃さないで!
6.天空のツリーカフェザ・ジャイアント・チェンマイメーガンポーン村から車で30 分ほどの場所にあるツリーカフェ。樹齢100年を超す巨大な菩提樹の枝に抱かれるように作られています。幹の太さは20人が手を繋いでやっと一周。空中に突き出たカフェスペースからは、どこまでも空と山の景色が広がり ます。険しい山道の先にあるので、運転に自信がない人は送迎車(有料)を利用しよう。
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と暮らす 15号 2021年4月15日発行


























