バンコク暮らしに役立つ!
カフェ、ランチ、雑貨、美容院、生活情報満載

ワキサカコウジ

ワキサカコウジのなりゆき観光コラム「こんつわタイランド」第13回

 完全なる私事で恐縮ですが、11月1日に東京・中野でカジュアルなバーをオープンいたしました。店名は「BAR mmm(ムムム)」。…というワケで、昼はイラストレーターで夜はバーテンダー、おやつはブラックサンダーという新生活が始まったのでございます。お店には友人・知人も駆けつけてくれて中々好調な出足…と思ったのも束の間。なんと日本中でコロなんとかの感染者がまた増えてしまい、オープンから1ヶ月も経たずに東京都から飲食店への時短要請(11月末から20日間)が出てしまいました。…そりゃあチミ、二足のわらじ生活で4キロも痩せてしまったし(でもお腹だけはぽっこりとかいう奇跡のボディ)、神様少しお休みをちょうだい!とは思ったけれど、こんなにはいらんのよね。時節柄、それなりの覚悟はしておりましたが、いざ当事者になってみるとうろたえてしまうものですね。テレビの占いはだいたい最下位だし、シュークリームのクリームもだいたい飛び出すし、ここのところツイてないなぁ…などという愚痴を長々と書いてみましたが、「字短」要請じゃないからいいんだよね?

 閑話休題。さて今回、お店のオープニングという事でたくさんのお花を頂いたのですが、その中にマリーゴールドがありました。タイ語では「ダーオルアン」と呼ぶそうですが、この黄色い花を見ると、いつもバンコクの「パーククローン花市場」を思い出します。チャオプラヤー川沿いにあるタイ最大の生花市場ですが、ここでたくさんのマリーゴールドが扱われているからです。特に数年前に訪れた際には国王への追悼を表す花として、どの店先からも溢れんばかり。彩度の高い黄色に、丸っこい形。か、かわいい…というワケで人生で初めて思わずマリーゴールドを買っちゃった日になったよね。しかもめちゃくちゃお安い。花の部分だけの袋詰めなのですが、てんこ盛りのマリーゴールドがなんと60バーツですってよ奥様。人情深い夫婦がやってる学生向けの食堂のご飯だって、こんなにてんこ盛りじゃないと思うよ。それにしても…若い頃は花についての知識や関心がなく、実家でドライフラワーにもお水をあげてたら、母にめちゃくちゃ怒られたりしたのに、歳を重ねると自分で花を買うような紳士にもなれ るのですね。うんうん。

 で、これを日本にお土産として持って帰って友達にあげよう…なんて考えていたのですが、調べたら生花って日本に持ち込めないんですってね。となると困った。そもそも旅行中にこんな量のお花はいらないのです。でも捨てる事もできない。仕方がないので、滞在しているホテルのフロントのスタッフさんに毎日少しずつあげてみたよね。1日目はけっこう喜んでくれたのに、3日目には無表情だったので、たぶんものすごく勘違いされたに違いないです。

買ってしまったマリーゴールド。あいみょんさんにもあげたかったです


wakki_face ワキサカコウジ
イラストレーター

武蔵野美術大学卒業後、イラストレーターとなり、雑誌や広告を中心に挿絵を提供。『週刊文春』での連載は10 年に及んだ。『an・an』でのエッセイ連載をきっかけに執筆活動も行う。毎年七夕に見つけた面白い短冊を、ブログやインスタで紹介する「短冊チェック」という活動もしている。
ワキサカコウジのブログはこちら

CURRENT PROMOTIONS

SEE MORE

RECOMMEND

と暮らす 11号 2020年12月15日発行

BLOG CATEGORY

POPULAR POSTS