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タイ関連本の著者がオススメするタイの本

バンコクの書店にはタイに関する本を集めたコーナーがあり、タイ文学から旅行ガイドまで、数多くの本が並んでいます。自分が暮らすタイのこと、もっと学んでみませんか?タイ関連本の著者・翻訳者の方々によるおすすめの本を紹介します。

目次

1. 下川裕治さん
2. 古川節子さん
3. 福冨渉さん
4. 竹村卓さん
5. 白石路以さん
6. 島本美由紀さん
7. 青木由香さん

1. 下川裕治さん推薦


下川裕治
1954年生まれ。旅行作家。
アジア、沖縄を中心に著書多数。
近著に『12万円で世界を歩くリターンズ』(朝日文庫)。



タイの僧院にて
青木保
中公文庫/1979年

小乗仏教といわれる上座部仏教の教えの本ではない。著者は文化人類学者。自ら出家し、その体験を軸にまとめている。タイ社会のなかの僧の存在が見えてくるのはそのため。僧の日常から仏教を知る本だ。朝、街で見かける托鉢僧が身近に感じられるはずだ。


タイの財閥
末広昭、南原真
同文舘出版/1991年

1991年刊と古く、学術書の色合いが強い。発刊後の経済成長のなかで、財閥も増えた。しかし読み込んでほしいのは、そこに流れるタイ人の家族観。ファミリービジネスを通して、その絆と甘さが浮かび出る。タイ社会を読み解く鍵のひとつは家族だとよくわかる。


タイの花鳥風月
レヌカー・ムシカシントーン
めこん/1988年

猥雑なバンコク。花を眺め、雨の音に耳を傾けたい。そこにはささやかだが歴とした自然が息づいている。タイの植物や花、動物などを暑季、雨季、寒季にわけ、日本語で紹介している貴重な本。猫の乳、チャバー、ゴールデンシャワー……など、花への眼差しは秀逸。



下川さんの著書
新版『生きづらい日本人』を捨てる
知恵の森文庫/2019年
カオサンに日本を降りた若者が集まった時代があった。そのなかで、外こもりを貫こうとした彼らの人生。そしていまを加筆している。裏鏡のように、日本という社会が浮き彫りになってくる。あの時代から20年。いま、新鮮に映るは、らせん状的進化か後退なのか。

2. 古川節子さん推薦


古川節子
チェンマイ在住20年。
北部タイの魅力を届けるチェンマイ発無料日本語情報誌『CHAO』の編集、ライター。



攀枝花の咲くところ
雲南タイ族の世界

古島琴子
創土社/2001年


中国雲南省にタイ族を訪ねる歴史紀行。攀枝花とはキワタの花のこと。雲南西部のタイ族の祖先がキワタの実の繊維で織った 「桐華布」は蜀インド道の交易品のひとつだった。タイ族古来の暮らしが鮮やかに描かれ、仏教伝来以前のタイ族の風習にも触れられる一冊。



シャムの日本人写真師
松本逸也
めこん/1992年

100年前のシャムで写真師として活躍した2人の日本人、磯長海州と田中盛之助。ジャーナリストの著者が4年の月日をかけ、日本とタイを行き 来しながら2人の謎に迫るドキュメンタリー。80点の貴重な古い写真と共に、激動の時代に生きた彼らの人物像が明らかになる。


父と日本にすてられて
瀬戸正夫
かのう書房/1995年

タイ在住報道カメラマン瀬戸正夫さん(88歳)の半世紀を綴る自伝。タイに生まれ、バンコクの日本人学校時代に第2次世界大戦 を経験。当時のバンコクを鮮やかに描きつつ、自身のルーツを求める紆余曲折を赤裸々に語る。新版「瀬戸正夫の人生」はネットにて配信。


古川さんの著書
古都チェンマイのとっておき
徳間書店/2018年
チェンマイ最新のガイドブック。お洒落なカフェやお店はもちろん、クラフトマーケットやちょっとディープな定期市、地元の味覚を味わうローカル食堂など、現地情報誌の編集&ライターならではのおすすめスポットを惜しみなく紹介。コンパクトなサイズも◎。

3. 福冨渉さん推薦


福冨渉
タイ文学研究者、翻訳者。
鹿児島大学グローバルセンター特任講師。著書に『タイ現代文学覚書』(風響社)など。
撮影:WichayaArtamat



タイ仏教入門
石井米雄
めこん/1991年

一昔前のイメージほどは「敬虔な仏教徒の国」とは見えなくなっているタイだが、その社会の構造、人々の行動原則に、仏教は大きな 影響を及ぼしている。独自の発展を遂げたタイ仏教の思想・教義・歴史を、明快に解きほぐしてくれる碩学の書。


目指せ!タイ語の達人เกงไทยไมยาก
スィリラック・スィリマーチャン
泰日経済技術振興協会/2014年

実用的なタイ語表現200個を、たくさんの例文つきで紹介。単語帳としても、例文集としても、文法書としても使えるオールマイティなフレーズ ブック。「自然な文章、自然な会話」をたくさんインプットして次のレベルに進みたい、タイ語中級・上級学習者の方に。


地図がつくったタイ
国民国家誕生の歴史

トンチャイ・ウィニッチャクン(石井米雄訳)
明石書店/2003年

タイにおける地理学、そして地図作成技術の誕生が「タイ人」という国民の観念を創造したと指摘する研究書。国家や国民は「創られ た」ものであるという思考を起点に、対立、差別、格差の消えない現代の「タイ」を、その根本から考え直すためにいま読まれるべき本。


福冨さんの翻訳書
プラータナー憑依のポートレート
ウティット・ヘーマムーン(福冨渉訳)
河出書房新社/2019年

東南アジア文学賞作家の最新長編。ひとりの芸術家の半生と、それをとりまく性愛、彼の人生を翻弄するタイの政治動乱が、人間の「欲望」、国家の「欲望」のもとに描かれる。現代タイにおける分断・抑圧・支配の中で消されてしまう、小さな声をすくい上げる作品。

4. 竹村卓さん推薦


竹村卓
ライター/編集者。
カルチャー誌などで執筆。著書に『ア・ウェイ・オブ・ライフ』(SPACESHOWER)がある。



チェンマイに溺れる
永田玄
ダイヤモンド社/2007年

チェンマイ満腹食堂の著者と同じ方が書かれた続編のような一冊…。チェンマイの食堂だけではなく、北タイらしいお寺や工芸品 が紹介されていて、さらにチェンマイでの楽しみが広がるきっかけになった一冊です。


チェンマイ満腹食堂
永田玄
ネコ・パブリッシング/2006年

僕がチェンマイに通うきっかけを作ってくれた方が薦めてくれた本。それまで日本で食べてきたタイ料理とは違う北タイの料理のメニューやお店が載っていて、これを参考にチェンマイの食堂を回りました。この本に載っているお店は今でも大好きです。


旅するタイ・イサーン音楽
ディスク・ガイド

Soi 48(宇都木景一、高木紳介)
DUBOOKS/2017年

イサーン地方の音楽「モーラム」に興味を持ったのと同時に出版されたイサーン音楽を紹介している一冊。ディスクガイド とありますが、ミュージシャンやプロデューサーのインタビューや小ネタなどもありイサーンを旅している気分になれる本です。


竹村さんの著書
New New Thailand
TWOVIRGINS/2019年12月中旬発売予定
アメリカのカルチャーばかり追いかけてきた僕が、タイに興味を持つようになり、コーヒー、アート、スケートボード、音楽など、個人的な視点で好きなものやできごとを紹介する、カルチャーブック。
(仮装丁)

5. 白石路以さん推薦


白石路以
編集・ライターを経て、日本唯一のタイ料理専門ライターに。著書『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社)など。



鏡の中を数える
プラープダー・ユン(宇戸清治訳) タイフーン・ブックス・ジャパン/2007年

東南アジア文学賞を受賞した「存在のあり得た可能性」を含む短編集。タイの小説は文化の違いから理解が難しいと感じることもありますが、本書は日本人が出てくるストーリーもあり読みやすく、タイ文学への入門編としておすすめの一冊です。


たっぷりチェンマイ
岡本麻里、古川節子
情報センター出版局/2007年

確固たる知識と深いチェンマイへの愛に溢れた一冊。観光や手工芸、マーケット情報などが豊富でガイドブックとしてはもちろん、料理紹介がとても詳細かつわかりやすく 北部料理の参考書としても楽しめます。絶版になっていますが、中古で手に入れる価値あり!


白石さんの著書
タイかあさんの味とレシピ
誠文堂新光社/2019年
北から南まで、タイ全土を巡り料理上手なタイのかあさんたちの台所にお邪魔。家族のために作っている、ごくごく普通のタイの家庭料理を紹介した今までにないタイ料理レシピ本。各家庭のストーリーも満載で、タイファミリーの物語本としても楽しめます。

6. 島本美由紀さん推薦


島本美由紀
料理研究家。
日本テレビ「ヒルナンデス!」やNHK「あさイチ」に出演。アジア各地の旅本も多数手掛け、著書は50冊を超える。



チェンマイアパート日記。
k.m.p.
JTBパブリッシング/2007年


友人から面白い旅本があるよと教えてもらったのが、k.m.p.の「エジプトが好きだから。」。彼女たちが出版したチェンマイ本も、ガイド本とは違う、暮らすような旅の日常を描いたコミカルなシーンが楽しくて、チェンマイにはまるきっかけをくれた1冊です。



島本さんの著書
かわいいチェンマイ案内
~増補新版
パイインターナショナル/2018年
私の大好きなタイの古都「チェンマイ」の魅力をぎゅっと1冊にまとめたガイドブック。女性ひとり旅でも楽しめる、おすすめのレストランやかわいいカフェ情報など満載です。※本書は2014年に発行した『かわいいチェンマイ案内』の増補新版です。

7. 青木由香さん推薦


青木由香
台湾在住18年。コーディネイター。
セレクトショップ「你好我好」オーナー。ほぼ日で「台湾のまど」を連載。



生きるって素敵なこと!名取美和が
問いかける「幸せのかたち」

佐保美恵子
講談社/2003年

エイズ孤児の生活を支えるチェンマイの「バーンロムサイ」。先住民の衣装をリメイ クした小物や素敵な宿泊施設「hoshihanavillage」から、そこを知る人は多いけれど、創設者の名取さんがすごい!波瀾万丈伝そのものの彼女の人生をまとめた一冊。絶版ですが見つかりますよ!


青木さんの著書
おもしろがりタイ!
癒されタイ!
幸せ大国タイ王国

講談社/2016年
台湾以外の初の旅エッセイ。読者も同じような体験をするかも?と話しに出てきた場所の地図に飛べるQR付き。実は、台湾より先にタイに惚れて通いつめていた私。ですが、タイ語が通じないため、妄想が多く、自分で読んでも笑える。書きながらも笑ってました。



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