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タイのことがもっとよくわかるコーナー

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PM2.5編

ここ数年、世界中で何かと話題のPM2.5。直径が2.5マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1,000分の一)以下の大気中に浮遊している小さな粒子のことで、その小ささは髪の毛の太さの約30分の1とか。 超微粒子のため、肺の奥まで入り込みやすく、さまざまな症状を引き起こすとされています。
世界有数の渋滞大国タイでも、毎年乾季になるとその危険が叫ばれています。いったいどのような対策をすれば良いのでしょうか。

【目次】

    Q バンコクでのPM2.5の発生原因はなんですか?
    Q タイ北部でもPM2.5濃度が高いのはなぜ?
    Q 大気中のPM2.5濃度が高い時期はいつですか?
    Q PM2.5はどんな症状を引き起こしますか?
    Q PM2.5を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?
    Q PM2.5濃度の数値がすごく高い場合どうすれば良いでしょうか?
    Q 街が霧がかっている時、それは大気汚染ですか?

    Q. バンコクでのPM2.5の発生原因はなんですか?

    A. 一般的にPM2.5には工場などで燃料を燃やした時に発生する煙やすす、ビルの建設現場や鉱物の堆積場などから出る粉じん、自動車、航空機などから排出される排気ガスなどがあります。
    また、上記人為的なもの以外にも、火山や黄砂など自然起源なものもあります。私たちが暮らすスクンビット通りなどバンコクの中心部では、慢性的な渋滞による自動車の排気ガスや、そこかしこで建設されている工事現場から出る粉じんが、高層ビル群などにより風が遮られ、その場に滞留することで濃度が上昇します。

    Q. タイ北部でもPM2.5濃度が高いのはなぜ?

    A. タイ北部の山岳地帯には北方より国境を越えて移住してきた山地民が約100万人いると言われています。
    彼らは伝統的に焼畑農耕を行い、サトウキビやトウモロコシを栽培しています。2019年2月チェンマイ県及び周辺地域に加え、ミャンマー、ラオスで行われた焼畑による煙害を伴って、世界最悪のレベルの大気汚染を引き起こし問題となりました。

    Q. 大気中のPM2.5濃度が高い時期はいつですか?

    A. これまでもタイでは専門家の間などではPM2.5について話し合われてきましたが、2018~19年にかけて過去例を見ないほどに濃度が高くなり、国民の意識が高まりました。
    ウェブサイトなどでリアルタイムの数値が可視化されたことも大きな要因になっているのかも知れません。例年12月から3月頃に濃度数値が上昇しますが、これはこの時期タイが乾季にあたり雨が少なくなるからと考えられています。雨季の間は、大気中に浮遊している粒子状物質は雨に混じって落ちてきますので大気の中に含まれる粒子濃度は低下します。

    Q. PM2.5はどんな症状を引き起こしますか?

    A. 粒子表面に有害物質が吸着していることが多く、動機、息切れ、胸痛や、くしゃみ、鼻水、咳、痰の症状が出たり、場合によっては頭重感、疲労感、不安感を引き起こすとされています。
    また乳児、妊婦、高齢者、野外で活動する機会が多い方、呼吸器系疾患のある方などは特に注意が必要です。個別に見てみましょう。

    ◎乳幼児
    各臓器がまだ未熟な乳児、幼児は、PM2.5のストレスを受け続けると、肺や脳など臓器の発達が遅れたり、障害がでる可能性があります。
    ◎妊婦
    粒子が胎盤を通り胎児の体内に到達するという研究結果もあります。胎児の発育を遅らせ、流産を引き起こす危険もあるとされています。
    ◎高齢者
    免疫力の低下に伴い、心筋梗塞、動脈硬化などの心血管系疾患や、喘息、肺炎などの呼吸器疾患などのリスクを上昇させると言われています。

    Q. PM2.5を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?

    A. 通常の風邪、花粉用のマスクではPM2.5は防げません。
    NIOSH(米国労働安全衛生研究所)規格に合格したN95マスクや日本の厚生労働省の規格に合格したDS2マスクを着用しましょう。また、隙間が出来ないように着用することも大切です。タイではPM2.5濃度が高くなる12月頃から品切れを起こすことも多く、事前に準備しておく方が良いかもしれません。帰宅後は必ずうがいもしましょう。

    Q. PM2.5濃度の数値がすごく高い場合どうすれば良いでしょうか?

    A. 居住地のPM2.5濃度をチェックしUS AQI(アメリカ合衆国環境保護庁が定める空気質指数)濃度が「極めて健康に良くない」に相当する201を超えるような場合は、不要不急の外出や屋外での運動は控え、屋内においても換気や窓の開閉を控えましょう。
    AQIは100を超えるか超えないかが健康への影響の判断基準となります。

    《AQI指数別注意すべき事項》
    51~100
    非常に敏感な人は、長時間または激しい活動を減らすよう検討する必要があります。
    ※長時間の活動とは、数時間に及ぶ、やや息が上がるような作業のことを指します。激しい活動とは、ジョギングなどの息が上がる行動のことを指します。
    101~150
    心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、長時間または激しい活動を減らす必要があります。
    151~200
    心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、長時間または激しい活動を減らす必要があります。それ以外の人も、長時間または激しい活動を減らす必要があります。
    201~300
    心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、全ての屋外活動を中止する必要があります。それ以外の人も、長時間または激しい活動を中止しましょう。
    301~
    全ての人が屋外活動を中止する必要があります。特に、心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、屋内に留まって激しい活動を避け静かに過ごしましょう。

    Q. 街が霧がかっている時、それは大気汚染ですか?

    A. 一年を通して温暖なバンコクは一般的に霧が発生しにくい地域です。
    マンションの上層階などから街を見て普段見えている建物が見えないなどの場合は、大気汚染によるものと考えられます。



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