2020.09.228人の連載
8人の“最近観た映画で思うこと”
目次
1. 鈴木ひろみさん 2. サトミさん 3. ともみさん 4. 葛城杏子さん 5. ウィッタモン・ニワッティチャイさん 6. ナタポン・チャイワニッポンさん 7. 田中 誠さん 8. 池尾優さん新しい日常
光射す方へ
清洲会議からの
地上波で「清洲会議」を観た。北海道人の私は、例にもれず大泉洋好きだ。三谷幸喜映画で主演を張れるようになるなんて…と、感慨深い。そんな洋ちゃんの主演作「こんな夜更けにバナナかよ」は涙と笑いの感動作だが、助演の三浦春馬くんがとってもいい。屈託のない笑顔、多才な好青年。誠実そうな人柄から、多才さは努力の結果だと見てとれる。訃報を聞いて愕然とした。しばらくは彼が残した作品を、貪り観ることになりそうだ。
こんなところにバナナかよ。CNXにて
セント・オブ・ウーマン
何度観ても心にぐっとくる映画です。奨学金で有名校に入った苦学生チャーリーと、孤独で頑固な盲目の退役軍人スレード中佐の2人が出会い、悲しみや苦悩を乗りこえ、各々の新たな路を歩んでいくヒューマンドラマですが、劇中登場する魅力的な女性たちが身にまとう香りが重要なエッセンスになっています。高級レストランで出会った女性とタンゴを踊るシーンなど見所満載で泣けるしスッキリする最高の映画です。アルパチーノ、セクシーです。
実は私が好きなのはこのラストシーン
30年以上前に描かれた〝今〟にゾクッ
久しぶりに「AKIRA」を観た。しかも映画館で! 興奮。日本では、2020年の東京オリンピック開催が作中で予言されていたと話題になっていたが、今のタイでこの映画を観た私は、別の部分に奇妙な符合を感じてしまった。やらかした大人達と負の遺産の不始末、その結果の腐った社会。そして膨らみ始める若者のエネルギー…。AKIRAの公式サイトにあったキャッチコピーは「もう始まっている、もう止まらない…」。示唆的過ぎるにも程がある。
大画面で見る金田のバイクの横滑りったら!
家族の関係について四姉妹の物語から考える
我が家は映画は映画館で観ます
やはり映画館で見たい
この年代のイタリアの映画は本当に良い
タイ的で、アートな自然、祖先への視点
タイ人監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン「ブンミおじさんの森」。タイ北部のとある家族を中心に起こる不思議な出来事。この国に根付く輪廻転生の考えと、昔からある壮大な自然を、彼のアート的な視点で切り取る。それらがなんともおかしくカッコ良い。このコロナ禍にバンコクにいながらそこにトリップした気分になって、観た後は日常の景色や自然の音をいつもより気にかける様になり、タイがもっと好きになっていた。
パルムドールも受賞している作品
『セバスチャン・サルガド地球へのラブレター』
ヴィム・ベンダースによる映像も眼福
















