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バンコクの空の下

【連載】バンコクの空の下 Vol.2 ソンクランのはなし〜10年前は若かった〜

みなさま、サワッディー・ピーマイ・タイ・カー!

今、タイは、1年で最も暑い季節を迎えようとしています。気温だけでなく、空気も乾燥しているので、洗濯物はあっという間に乾いてしまいます。蒸し蒸しした日本の夏とはちょっと違いますね。

この時期は、タイの旧正月にあたり、タイ語で“ソンクラーン”と呼ばれています。
中国の旧正月は年によって日にちが変わりますが、ソンクラーンは現在、タイ政府によって4月13、14、15日に固定され、祝日となっています。

タイの学校は、3月から5月にかけて夏休みなので、学生にはあまり関係がないのですが、仕事をしている人たちにとってはとても大切な連休です。ソンクラーン期間には田舎へ帰る人が毎年とても多く、そのおかげで、バンコクは世界第1位と言われている交通渋滞から少しの間、解放されます。 冒頭の「サワッディー・ピーマイ・タイ」はタイ語で「タイの新年おめでとう」という意味です。
語尾に、女性なら「カー」、男性なら「クラップ(カップと聞こえることもあります)」を付けると、丁寧な言い方になります。1月1日の「新年おめでとう」は、「サワッディー・ピーマイ」です。

ちなみに、日本語は「新年おめでとう」と「お誕生日おめでとう」は「おめでとう」で同じですし、英語も「Happy New Year」と「Happy Birthday」で「Happy」が同じなのですが、タイ語の場合、誕生日の際は「スックサン・ワングート」と言って、「サワッディー」は使いません。ご存知の方も多いかと思いますが、「サワッディー」は「Hello」ですね。


前置きが長くなりましたが、今回はそのソンクラーンを、私がこれまでどのように過ごしてきたかについて、少しご紹介したいと思います。

前回もお話ししましたが、私は、結婚して移住するまでにも、何回かタイに住んだことがあります。
初めてタイに来たのは大学2年の夏休み。3週間ほど、ボランティアとしてタイの東北部に滞在しました。でもこれはソンクラーンとは関係がないので、このことについてはまた別の機会にお話しできたらと思います。 2回目にタイに来たのは、留学生としてでした。
初めてのタイで、タイの魅力にどっぷり漬かった私は、経済開発論に興味があったこともあり、通っていた大学の交換留学先にタイを選びました。チャオプラヤー川のほとりにある、タマサート大学タープラチャンキャンパスが私の留学先で、ここには世界各地から留学生が集まっていました。

ソンクラーン期間は大学の夏休みでもあったので、留学生仲間とともに、当時私がルームシェアをしていたタイ人学生の実家、ナコンラーチャシーマー県(別名コラート)で、ソンクラーンに参加させてもらうことにしました。

友人の家にホームステイさせてもらい、地元のソンクラーンを思いっきり満喫しました。
コラートのソンクラーンは一言でいうと、激しかったです。

もともとソンクラーンは、家族や親戚が集まって、仏像に水をかけて清めたり、敬意を表すために、年少者が年長者の手に少量の水をかけて新年を祝う行事でしたが、近年では激しい水の掛け合いに発展しています。日本でも(タイの)水かけ祭りとして結構知られていますよね。 暑い時期に行われること、また「水を掛ける行為=敬意を表す行為」なので、無礼講で掛け合いが行われます。私たちがコラートで体験したのも、まさに、この水かけ祭りでした。

日中、日差しの強い時間帯は暑さや日焼けを気にして自宅待機。さすがタイの女子大生です。
夕方になってから、みんなで、ピックアップトラックの荷台にプラスチック製のドラム缶のような水がめとともに乗り込みました。街の中はどこもかしこも荷台に水がめと人を乗せた車でいっぱい。水がめの中には氷の塊!が浮いていたりします。
車と車の間には踊りながら練り歩いている人たちも。人々の顔や身体にはタイで“ペーン”と呼ばれているベビーパウダーが、水と混ざってべっとりと塗りたくられていました。

すごい光景でした。
なかに入り込むのを躊躇しました。でも車の運転は友人のお父さん。
私たちに有無も言わせず、気づいた時には冷たい氷水を思いっきり浴びていました。氷水を浴びるというのは、心臓が止まるほどの衝撃です。これが暑い中ならまだ良かったのですが、もうあたりは薄暗くなってきており、服が乾く気配はありません。凍えながらのソンクラーンでした。 友人宅にお世話になった後、私たちは列車で北上し、国境の町、ノーンカーイまで行き、そこから陸路でラオスのビエンチャンに渡りました。バスでメコン川に掛かるタイ・ラオス友好橋を渡った時は、なんだか感動しました。
そして、そのときの私たちは、まさかラオスでもソンクラーンが行われているとは思ってもいませんでした。

ビエンチャンに着いて早々に、ソンクラーンの洗礼を受けました。 それぞれ5泊分くらいの荷物を持って歩いていたところ、突然曲がり角で鉢合わせた数名の若者たちから水を掛けられてしまいました。
コラートに比べたらかわいいものでしたが、全く予期していなかったので、私たちはみな呆然と立ち尽くしてしまいました。
服もびしょびしょ、荷物もびしょびしょ。笑うしかなかったです。
ホテルに着いて、荷物をバルコニーに干して、一息ついてから、できる限りの防水対策をして町へ繰り出しました。
びしょびしょになりながらの町歩き、楽しかったです!
コラートほど派手ではなく、ラオスの人たちがタイ語を理解してくれるので意思疎通もできて(タイ語とラオス語は似ている部分もあります)、ビエンチャンの素朴なソンクラーンも楽しむことができました。
あれから10年経ちました。

今年も縁あって、ソンクラーンをバンコクで迎えることとなりました。
コラートとビエンチャンでの初めてのソンクラーンから数えてみると、私にとって7回目のソンクラーンです。
ずいぶんタイにいるものです^^;

これまでに、タイの西部にあるラーチャブリー県や、歴代王室の保養地として有名なフアヒン、そしてバンコクでソンクラーンを迎えてきました。これらについては、また別の機会に書けたらと思います。

コラートとビエンチャンでの写真は、思っていたよりも見つかりませんでした。当時、写真を撮る余裕がなかったのか、10年という歳月のなせる業なのか。こうなると、記憶に留めておくよりほかありません。
この記事を書くことが、よい記憶の整理となりました。

みなさんも、大事な思い出、しっかり整理しておいてくださいね!

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