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バンコクの空の下

【連載】バンコクの空の下 Vol.1北タイコーヒーのはなし~嫁いだ先はランパーンのコーヒー農園~

フリコピ読者のみなさま、はじめまして!

タイ人の夫と結婚して、現在バンコクのチャトチャックエリアに住んでいるKATSURAと申します。

2014年の9月から結婚してタイに移住していますが、それまでもボランティアや留学、仕事でタイにはちょこちょこ住んでいました。

今は、2016年2月生まれで、最近3歳になったばかりの息子の子育てに奮闘中の主婦です。
2019年7月には次男が生まれる予定です。毎日暑いタイで、これからますます暑くなっていくタイで、汗をかきながら、ローカルな暮らしを楽しんでいます。

タイについて紹介したいことや、バンコク暮らしの日常などを綴っていきたいと思っておりますので、どうぞお付き合いください。

記念すべき第1回目の記事は、今、日本でも注目されているタイコーヒーについて書きたいと思います!

みなさんはコーヒー、お好きですか?

私はコーヒー、好きです。
けっして通ではありませんが、朝、コーヒーを飲まないと始まらないような、シャキッとしないような、そんな感じだったので、日本にいた時から、少なくとも1日1杯は飲んでいました。私の両親も妹も同じ感じで、飲む量は私よりも多いくらい。家族そろって、コーヒーは生活に欠かせないものでした。

そんな私の嫁ぎ先が、なんとタイ北部、ランパーン県にあるモン族のコーヒー農園!

ご存知の方も多いとは思いますが、コーヒーは、北緯25度から赤道をはさんで南緯25度の“コーヒーベルト”と呼ばれる地域でしか栽培が難しく、また、寒暖の差がとても重要です。北タイの山々はそんな生育条件にぴったりなのです。

私の義理の両親のコーヒー農園も、ランパーンの街から100キロ弱、車で2時間くらいの山のなかにあります。タイで一番涼しい12月から2月の乾季には朝晩けっこう冷え込み、焚き火や毛布が欠かせません。

タイ南部では、よくインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われる、風味や香りが比較的少ないロブスタコーヒーが栽培されているのですが、北部では、アラビカコーヒーが、約50年前から栽培されています。

もともと北タイは、“ゴールデントライアングル”と呼ばれるケシ栽培が盛んな地域の一角。 当時、ここに暮らす多くの山岳民族は、ケシ栽培や麻薬の売買で生計を立てていました。そんな状況を改善したいと、プミポン前国王がロイヤルプロジェクトを立ち上げ、コーヒー栽培を導入したのです。

コーヒーは換金作物として市場価値が高いのが特徴です。
たとえば、同じ土地でお米やトウモロコシを作っても、1ライ(1,600㎡)あたり、1年で、2,000~4,000バーツほどにしかならないそうですが、コーヒーでは8,000~20,000バーツほどの収入になるそうです。

また、コーヒーノキの成長には、周りにシェードツリーと呼ばれる背の高い木々が必要なため、焼き畑農業や森林伐採によってはだかになってしまっていた北タイの山々の再生とともにコーヒーノキを育てていくことができました。
実際、義両親の農園は木々に囲まれたとても長閑な場所にあり、近くには小川も流れています。この小川の水は、コーヒーの実を収穫したあと、洗うのにうってつけです。

義両親はコーヒーを栽培し始めて20年ほどになりますが、それ以前はキャベツを栽培していました。 キャベツは重くて、かさばりますし、1キロ当たりの値段もとても安かったそうです。山の悪路を運ぶのはとても大変だったと話していました。暑いタイでは、輸送中に腐ってしまうこともあったそうです。また、少しでも見た目の良いキャベツを作るために、殺虫剤を多く使う必要があり、長く続けていたら健康を害する恐れもありました。

今、義両親は自分たちのコーヒー栽培に情熱と誇りをもって取り組んでいます。

始めのころは、収穫したコーヒー豆のほとんどをロイヤルプロジェクトに買ってもらっていましたが、通っているカトリック教会のイタリア人神父さんが教会でコーヒーの焙煎を始めてからはこちらにも売るようになりました。そして、2年前からはなんと、自分たちで焙煎して、まだ収穫の一部ですが、直接お客さんに売っています。

先日も、バンコクのムアントンターニーで行われたTHAILAND COFEE FEST 2019に出店しました。

バンコクへは年に2,3回出店に来るくらいですが、チェンマイのラチャプルック花博記念公園では毎週末、コーヒー豆をはじめ、淹れたてのコーヒーとモン族のお餅(ジュワ)を販売しています。チェンマイ在住の方、またチェンマイにいらっしゃることがあれば、ぜひお立ち寄りください!

コーヒーを育て、収穫する作業は、根気と愛情がなければなかなかできるものではありません。私もコーヒーノキのまわりの雑草取りや収穫作業を少し手伝ったことがありますが、傾斜の急な農園で、蒸し暑く、蚊も多く、すべてが手作業で、いつ終わるとも知れない作業にすぐに音を上げてしまいそうでした。

収穫時期は毎年11月から2月で、全部で5回ほど行います。順々に赤く熟した実だけを手で摘み取っていきます。小川の水と自家発電の電気を使って、農園の小屋に数日間泊まり込んで行います。小屋の周りには小さな野菜畑やバナナ、パパイヤの木などもあり、焚き火を囲んでの食事は、まるでキャンプのようです。

収穫を終えてからも、まだまだたくさんの工程が待っています。まず機械で赤い果肉(コーヒーチェリー)を取り除きます。次に、2日間ほど水に浸して発酵させます。そして、種のまわりのぬるぬるしたペクチン層を除去するために、きれいに洗います。さらに1週間ほど天日に干します。その後、袋に入れて、3か月から半年ほど熟成させ、脱穀機にかけて殻を取り除き、生豆となります。

焙煎する前には生豆の選別を行います。一粒ずつ目でチェックし、虫に食われたものや欠けたものなどを取り除いていきます。選別されたいい豆だけを焙煎することで、おいしいコーヒーが生まれるそうです。

最近、焙煎機を購入した義両親。ますますコーヒーづくりに一生懸命です。自分たちが種から育てたコーヒーを、自分たちの手で直接お客さんのもとに届けられることがとても嬉しいそうです。チェンマイでもバンコクでも、いつも満面の笑みでお客さんとコーヒーの話をしていま す。

宣伝になってしまいますが ^^;
義両親のコーヒーやコーヒー農園にご興味のある方は、ぜひご連絡ください!

こちら、私のEメールアドレスです。katsuraneak@gmail.com

コーヒーの名前は義両親の名前を冠した、「ตั๋วกะหมี TUA KA MHEE」です!

北タイ産のコーヒーは、ビッグブランドも、義両親のような小さなブランドのものもたくさんあります。
今後も増えていきそうです。ぜひ、いろいろ試してみてください。
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