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8人の連載

8人の“最近観た映画で思うこと”

目次

1. 鈴木ひろみさん
2. サトミさん
3. ともみさん
4. 葛城杏子さん
5. ウィッタモン・ニワッティチャイさん
6. ナタポン・チャイワニッポンさん
7. 田中 誠さん
8. 池尾優さん

新しい日常


鈴木ひろみ
土に還る服をタイで作るアトリエふわりデザイナー。去年からはタイと日本2拠点暮らし
Instagram: @atelier_fuwari

  中島みゆきさんの歌で有名な「糸」というタイトルの映画を観てきた。糸という歌とともに平成という時代の変遷と愛の物語。出会い、家族、友情、恋愛、虐待、仕事、東日本大震災、生きること、いろんなことが凝縮されていた。令和になり、コロナがあり、私たちの新しい日常が始まっている。この先、どんな時代がやってくるのか。強く、たくましく、乗り越えていきたい。 光射す方へ

清洲会議からの


サトミ
チェンマイとバンコクを拠点にフォトグラファー・フードスタイリストとして活躍。現在はチェンマイで子育て中

   地上波で「清洲会議」を観た。北海道人の私は、例にもれず大泉洋好きだ。三谷幸喜映画で主演を張れるようになるなんて…と、感慨深い。そんな洋ちゃんの主演作「こんな夜更けにバナナかよ」は涙と笑いの感動作だが、助演の三浦春馬くんがとってもいい。屈託のない笑顔、多才な好青年。誠実そうな人柄から、多才さは努力の結果だと見てとれる。訃報を聞いて愕然とした。しばらくは彼が残した作品を、貪り観ることになりそうだ。 こんなところにバナナかよ。CNXにて

セント・オブ・ウーマン


ともみ
ファッション、美容関係の仕事を経て、現在はホテリエ。アーリーに暮らして14 年、タイ猫2匹の母親

   何度観ても心にぐっとくる映画です。奨学金で有名校に入った苦学生チャーリーと、孤独で頑固な盲目の退役軍人スレード中佐の2人が出会い、悲しみや苦悩を乗りこえ、各々の新たな路を歩んでいくヒューマンドラマですが、劇中登場する魅力的な女性たちが身にまとう香りが重要なエッセンスになっています。高級レストランで出会った女性とタンゴを踊るシーンなど見所満載で泣けるしスッキリする最高の映画です。アルパチーノ、セクシーです。 実は私が好きなのはこのラストシーン

30年以上前に描かれた〝今〟にゾクッ


葛城杏子
もうすぐ在タイ15年の本誌デザイナー。バンコクで5年間暮らし、その後チェンマイへ。好きなものは、息子

   久しぶりに「AKIRA」を観た。しかも映画館で! 興奮。日本では、2020年の東京オリンピック開催が作中で予言されていたと話題になっていたが、今のタイでこの映画を観た私は、別の部分に奇妙な符合を感じてしまった。やらかした大人達と負の遺産の不始末、その結果の腐った社会。そして膨らみ始める若者のエネルギー…。AKIRAの公式サイトにあったキャッチコピーは「もう始まっている、もう止まらない…」。示唆的過ぎるにも程がある。 大画面で見る金田のバイクの横滑りったら!

家族の関係について四姉妹の物語から考える


ウィッタモン・ニワッティチャイ
リソグラフ印刷スタジオWitti の共同創業者、大学講師、イラストレーターなど幅広い顔を持つ
www.wittamon.com

   ロックダウン前に、「Little Women -若草物語-」を見ました。マーチ家の四姉妹の視点から若者たちの生活を描いた古典文学が原作です。映画では幼少期と大人のシーンが交互に切り替わり、登場人物の状況が理解しやすく、家族の関係や勇気、夢、別れ、許しについて考えさせられました。キャラクターに命を吹き込んでくれた監督に感謝です。また、シアーシャ・ローナンの演技が優れていたので、涙を流しながら映画館を出ました。 我が家は映画は映画館で観ます

やはり映画館で見たい


ナタポン・チャイワニッポン
東京住まいのタイ人。日本についてのいろいろを書くライター。タイの有名クイズ番組の日本の回で優勝経験あり
Instagram: @Nut_Kun

   先日、サヤームの映画館、スカラ座がその幕を閉じました。最後に上映されたのは「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。88年のイタリア映画で、当時テレビやビデオのブームにより映画館がなくなるというストーリーに映画への愛を感じました。本当はスカラ座で見たかったけれど、日本にいるため、ストリーミングサービスで見ました。昔のような映画館は少なくなりましたね。幼い頃、映画館に通ってた身としてはさみしい気がします。 この年代のイタリアの映画は本当に良い

タイ的で、アートな自然、祖先への視点


石井 洋志
Rikyu 美容師。2010 年に来タイ。タイの“ マイペンライ” と日本の“ 頑張る” をミックスしながら日々精進中

   タイ人監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン「ブンミおじさんの森」。タイ北部のとある家族を中心に起こる不思議な出来事。この国に根付く輪廻転生の考えと、昔からある壮大な自然を、彼のアート的な視点で切り取る。それらがなんともおかしくカッコ良い。このコロナ禍にバンコクにいながらそこにトリップした気分になって、観た後は日常の景色や自然の音をいつもより気にかける様になり、タイがもっと好きになっていた。 パルムドールも受賞している作品

『セバスチャン・サルガド地球へのラブレター』


池尾優
2006〜2009年バンコク在住。TRANSIT副編集長を経て、京都で編集者・ライターとして活動中
www.yuikeo.com

   世界的報道写真家セバスチャン・サルガドの半生を追ったドキュメンタリー作品。世界の労働者や亡命といった数多のテーマを撮影してきたが、無数の悲惨な人生に対峙し心を病んでしまう。彼を救ったのは、ブラジルの故郷の荒れた山への植林。約250万本を植え、1000以上の水源が再生し、山は蘇った。観たのは、家の植物に手をかけている自粛中。植物に触れ、自然の創生に携わることで人の心はこうも癒されるのかと頷いてしまった。 ヴィム・ベンダースによる映像も眼福

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と暮らす 10号 2020年10月15日発行

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