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ワキサカコウジ

ワキサカコウジのなりゆき観光コラム「こんつわバンコック」~首長族に会う~

世界に数多の民族あれど、見た目のインパクト勝負なら圧倒的であろう「首長族」。子供の頃「なるほど・ザ・ワールド」という番組で初めてその姿を観て驚いたものです。我らが日本人だってその昔、頭のてっぺんだけをつるつるに剃り、残りの毛をかっぱ巻きみたいにしてちょこんと乗せる、という斬新な髪型で欧米を驚かせてやりましたが、さすがに「首を伸ばしちゃう」という荒技には勝てないよね。……てなワケで今回は、チェンマイで首長族にお会いしてきたお話です。

  やってきたのはチェンマイの中心地から車で40分ほどにある「Long Neck Karen Camp」。首長族は公的には山岳民族のカレン族であり、ここはその保護と、観光収入を得る目的で作られた村なのです。よって入村料があり(ちょっとお高めの500B)、入口からずら〜っと民芸品を売るお店が並んでいます。ちなみに入口付近は別の山岳民族であるアカ族(首は長くない)のテリトリー。派手な装飾を身につけ、お歯黒をした女性達が店番をしておりました。なんとオリエンタルな光景!久しぶりの異国感を感じていると、いきなり「コニチハ」「コレカッテ」と日本語で声をかけられたよね。街で黒髪ロングの女子に声をかけ、振り返ったら白目を剥いたヘビメタ男子だった時の驚きとほぼ同じとお考え下さい。

そのまま奥に進むと、ここからが首長族のテリトリーだとすぐに分かります。だって首長族の顔部分をくり抜いた顔ハメ看板が置いてあるんだもの。うん。……そしてついに首長族の女性達と遭遇!やはり実際にお会いすると、存在感が凄いです。なんというか、お顔だけが身体から切り離され、宙に浮いているような……。厳密に言えば、首が伸びたのではなく、首輪をはめる事で肩が下がっているんだそうですが、人体ってなんとも不思議。その風習の始まりについては 「美しさの為」「貞操の象徴」「虎に首を噛まれないように」など、諸説あってわからないそうですが、虎にピンポイントで首を噛まれる確率ってそんなに高かったのでしょうか。

村には民芸品のお店だらけでしたが、彼女達からはあまり商売っ気を感じず、静かに暮らしている印象を受けました。子供達も店番や織物を手伝っていて、立派な装飾や首輪をつけているのに、ジャージ姿だったりするチグハグさも可愛かったです。でもジャージ姿でごろごろする身内にはなんだか腹が立つので、人は心の持ちようなのですね。

wakki_face ワキサカコウジ
武蔵野美術大学卒業後、イラストレーターとなり、各種媒体にて活躍。「週刊文春」「MEN’S CLUB」といった雑誌での挿絵連載の他に、近年では雑誌「an・an」でコラム連載を持つなど、執筆活動も行う。鳥を見るのが好き。
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